「シルックの染工場・加工場」訪問
平成27年6月 手捺染や手ぼかしの染色現場を初めて訪問しました インクジェット染色まず訪れたのがインクジェット染色を導入された平田染工さん。
あっという間に柄がプリントされていきます! 「プリンターで染めた着物なんて…」といぶかる意見も多く聞かれますが 一方では、これまで何工程もの分業に支えられてきた着物の製作過程が崩壊してきたため、 行程そのものが簡素化されたインクジェットは欠かせない事情もあります。 手捺染同じく平田染工さんの工場で手捺染(てなっせん)の作業場を見学。 多種多様化してくる消費者のニーズに対応するため、小ロット生産が可能で さらに配色も無制限なことから、これまでできなかった配色の着物が誕生してきます。
機械捺染工場次に訪れたのが機械捺染工場の東洋捺染さん。
まるで自動車部品かプレス工場のような雰囲気があります。 このロール菅で同じ柄を効率よくお値打ちに染めることができるのです。 繊維仕上加工最後に訪れたのは、シルックきものの撥水や静電気防止などの最終処理を行う辻合繊加工さん。
シルラック加工だけでなく、生地に柔らかさを持たせる加工や金彩を施す加工なども行われていました。 着物の加工処理場は京都ではここ1件になってしまったそうですので、東レ商品に関わらずあらゆる合繊メーカーさんの商品がここに集まってきます。 最後に
どの現場も湿度が高く、染料の匂いが充満し決して快適な環境ではない上、 |